地域応援事業
伊勢文化舎は、創業から一貫して"地域とともに"歩み、地域の"宝"(資源)を雑誌や書籍等を通じて内外に発信してきました。
一方で行政やNPOと連携したり、時にアドバイザーとしてさまざまな町づくり活動にも関わっています。
伊勢・新御師塾
レジャー社会学が専門の尚美学園大学(埼玉県)の顧問・松田義幸先生を囲み、伊勢志摩の中心価値を学び、行動するプロデューサーを育成するための勉強会。平成9年に発足し、夏至と冬至の年2回開催しています。塾生は会社員、自営業、公務員、団体職員など20数名。発足当初から事務局を担当しています。
伊勢まちかど博物館
「市民による市民のための文化拠点」として定着しているまちかど博物館。現在では三重県下11地域に500館以上を数え、地域の町づくりに欠かせない存在となっています。この「まちかど博物館運動」は伊勢の市民団体「ザ伊勢講」(平成20年解散)が会の事業として取り組み、平成5年に一般公開され、その後「伊勢まちづくり会議」に引き継がれて現在に至ります。小社は公開当時から運営事務局(現在は運営委員)として「伊勢まちかど博物館」活動を支えています。
伊勢春慶の会
少し赤みがかった盆や膳、重箱――。かつては伊勢志摩地方の家ならどこにもあった漆器の「伊勢春慶」です。近代は地場産業として大いに発展しましたが、昭和30年代に入り生活様式の変化とともに衰退し、ついには途絶えていきました。平成16年伊勢春慶の技法(塗り)を地元の春慶を愛する有志ら(現伊勢春慶の会)が甦らせ、復活。再生を目指す会の発足のきっかけとなったのが、伊勢春慶を特集した「伊勢人」136号でした。以来、地元の有志とともに会のメンバーとしてふるさとの漆器の再興に取り組んでいます。
外宮さんゆかたで千人お参り(外宮にぎわい会議)
8月1日は「八朔」。かつて伊勢では神宮にお参りし、五穀豊穣や無病息災を祈る「八朔参宮」の習わしがありました。この古き良き風習を地元の「外宮にぎわい会議」
が中心になって平成10年「外宮さんゆかたで千人お参り」として復活させ、今では伊勢の夏の風物詩として市民から親しまれております。この祝祭を第1回から後援しています。
検定「お伊勢さん」&お伊勢さん観光案内人(伊勢商工会議所)
平成18年、第62回(平成25年)の神宮式年遷宮を控え、地元のことを市民自身がもっとよく知り伊勢に来る観光客をもてなそうと伊勢商工会議所主催で第1回「検定
お伊勢さん」が行われました。翌年には上級合格者を中心としたガイド組織「お伊勢さん観光案内人」が発足。現在約100人の案内人が、神宮(内宮・外宮)神域や周辺の125社などの案内に大活躍しています。小社は公式テキストブックの編集および検定のアドバイザーを務め、また、「お伊勢さん観光案内人」の運営・認定にも関わっています。
その他
鳥羽の真珠婚(鳥羽市観光協会)、全国小津安二郎ネットワーク会議、伊勢のれん会、 おかげ参り推進会議(伊勢商工会議所)、NPO法人二見浦・賓日館の会、NPO法人伊勢河崎まちづくり衆などの活動を、主に情報発信を通して応援しています。